インスタントWeb導入・開発支援

 FileMaker 13 でWebDirect が導入され、 14 で同時接続数が最大 100 となった今、FileMaker 12 まで利用可能だったインスタントWeb(IWP、Instant Web Publishing)はもう無意味になってしまったのでしょうか。

以下の表をご覧ください。

ブラウザ FMS13 FMS14 FMS15 備考
Internet Explorer 10.x   14の後継版ではサポートされず
Internet Explorer 11.x  
Edge 25 以上      
Chrome 27.x      
Chrome 38以上      
Chrome 48以上      
Safari 6.1.x      
Safari 7.x      
Safari 8.x  

 

Safari 9.x      
FireFox       バージョンに関わらず非サポート

  この表から分るように、WebDirect がサポートするブラウザは限定的で、2016 年9 月現在、世界で稼動するブラウザのせいぜい 50 %程度しかサポートしていないものと推定されます。

 FileMaker 14 では FileMaker 13 でサポートされていたブラウザがサポートされなくなっています。

 同様に、FileMaker 15 では FileMaker 14 でサポートされていたブラウザのいくつかがサポートされなくなっています。

 Chromeはほぼ強制的にアップグレードされるので過去のバージョンのサポートはあまり気にしなくてもいいのかも知れませんが、IE9 はサポートされず、また IE10 も FileMaker 15 リリース後はサポートから外れています。

 さらに、FireFox に至っては当初より全くサポートされていません。

 このように、不特定多数のインターネット・ユーザに対して、WebDirect で FileMaker データベースを公開するのは無理があります。ここにインスタント Web(IWP)採用の余地があります。弊社では、FileMaker 15 リリース後の現在でも、複数の取引先のIWP サイトの開発と開発支援を行っています。


  以下は IWP と WebDirect の両方に対応した弊社製品『FMEasy在庫 IWP/WD R1.5』の紹介動画と、弊社のCRM サイト(ユーザサポートサイト)兼ソフトウェア販売サイトの画面となります。

 

【弊社製品『FMEasy在庫 IWP/WD R1.5』のインスタントWebの動画】

注:
動画冒頭に「FMEasy在庫 IWP R1.5」と表示されますが、リリース時に製品名称が「FMEasy在庫 IWP/WD R1.5」に変更されました。

 【土屋企画のIWPによるソフトウェア販売及びCRM(ユーザサポート)サイト】

 上記のIWPサイトの詳細については 土屋企画のソフトウェア販売サイトのご案内(Blog)、土屋企画のCRM(ユーザサポート)サイトのご案内(Blog) をご参照ください。

注:
インスタントWeb(IWP)が利用できるのは、FileMaker 4~12 までです。13/14では利用できません。

インスタントWeb導入支援について

 土屋企画では主として以下のサービスを提供いたします。

 

インスタントWeb導入に関するアドバイス
 お客様の要望、要求仕様等をお聞きし、それらがインスタントWeb(IWP)で実現可能かどうかを判断するためのアドバイスを行います。 逆に、IWPを利用するためには、要求仕様のどこを削るべきか、またその代替手法も提示させて頂きます。

プロトタイプの作成、テスト環境構築、テスト実施
 本開発を始める前に操作性、実行速度を確認したい場合など、お客様の要求仕様に準じてプロトタイプを作成します。 また、プロトタイプをテストするための環境を用意し、デモを行い、お客様にご試用頂くことも可能です。 試用後、ご意見はフィードバックされ、本開発で反映されます。

開発支援
 御社の開発者に開発に関するアドバイスを行うと共に、ご要望があればサンプルファイルの提供や部分的な開発を行うことも可能です。

運用支援
 バックアップポリシーの策定、バグ対応、障害対応、データベース復旧、仕様変更などに関する支援を行います。

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