特徴
TPC_IPS は以下を特徴とします。
- 発信機にBLEビーコン、受信機に Raspberry Pi を用いた屋内測位システム
- 位置推定アルゴリズムにTCOT(二円指向三点測位、事前学習不要)を使用
- 汎用機利用によるメリット
- BLEビーコン、Raspberry Pi(以下、RP)といった汎用品を使用することによりベンダーロックインを回避
- 拡張時・増設時のコストを抑制
- UXを考慮したユーザインタフェイス
- RP端末によるビーコンスキャン操作、位置情報取得、データベース情報更新など通常実施する操作は1台のPC端末のGUIから操作・実行可
- 多数のRP受信端末を1台のPCで集中管理
- RP端末(Linux OS)を多数導入した場合も、PC端末 のGUIからワンタッチで全端末にコマンドを送信
- カスタマイズ可能なライセンス契約が可能
- 基本機能ライセンス --- 既存機能で要求仕様を満たせる場合
- 開発ライセンス --- 別途お問い合わせ
- アプリケーション・テンプレート ― QuickIPS ― をバンドル
- 2種類のフロアマップ、ヒートマップ、エラーグラフ機能
- iPad/iPhone などのアプリケーションも高速開発
- カスタマイズ可
注:
- 当製品の GUI の利用、および QuickIPS のカスタマイズには、FileMaker Pro 19 以降が必要です。
- ビーコンの設定・管理は、ベンダーが提供するサービスまたはソフトウェアにより行って下さい。
仕様
注:
人・モノの動きを追跡するオブジェクトトラッキング(動線追跡)機能は、次々バージョンで搭載予定。
■ハードウェア
項目 | OS/規格等 | 備考 |
ビーコン信号発信機 | 各種iBeacon | Aplix製ビーコン等 |
ビーコン信号受信機 | Raspberry Pi | Raspberry Pi W/WH 等の BLE/WiFi 対応機種(BLEドングルの使用は非推奨) |
サーバ機 | Windows/Linux サーバ | データベース、位置推定演算、位置プロット、http/NTP等に使用 |
PC端末 | Windows 10 |
Raspberry Pi /サーバ機に対して各種コマンドを実行。 注:GUIを使用する場合、Filemaker Pro 19要 |
※仕様は予告なく変更されることがあります。
仕様詳細
ビーコンスキャン
指定項目:
interval(ms) | 各RPの1回辺りのスキャン時間をミリ秒で指定する。RPは指定された時間(指定が5000なら5秒間)スキャンを行う。その間、同一ビーコンから複数回受信するので、RSSIは平均値をサーバに送信する。 |
sleep (s) | スキャンとスキャンの間隔を秒で指定する |
End scan at Date/Time | スキャンの終了日時を指定 |