E1 インスタントWeb対応在庫管理システムを作る(対象者:中級、7時間×1日)

【講習概要】

FileMakerのインスタントWeb(Instant Web Publishing, IWP)によるシステム構築方法を、既存の在庫管理システムをカスタマイズしながら学んでいく中級者向けコースです。 具体的には、土屋企画製品の在庫管理システムテンプレート「FMEasy在庫 IWP/WD R1.5」をお手本とし、インスタントWebの基本、商品と出庫入力画面/リスト画面の開発手法を学んでいきます。 


本講はインスタントWebに特化した開発手法を学習するためのコースであるため、テーブル/フィールド/リレーション/レイアウト/スクリプト/アクセス権限といったFileMakerの基礎知識や、在庫算出手法については、あまり時間をとりません。 
FileMakerの基礎知識に不安がある方は「A1 基礎I:FileMakerで請求書システムを作る(対象者:初級)」、「A2 基礎II: FileMakerで請求書システムを作る(対象者:初級)」を、在庫管理そのものについて学びたい方は「D1 FileMakerで在庫管理システムを作る(対象者:中級)」の受講をご検討ください。 

 

また、受講者の方には「FMEasy在庫 IWP/WD R1.5(開発版)」が1ライセンス、無償供与されます。

【講習内容】

  • IWP(インスタントWeb)の制約を知る ― そのままでは動かないIWP
  • IWP導入の目安
  • FMEasy在庫の構造 ― 分離モデルについて
  • 商品を検索する
    • 検索モードを利用した検索
    • 検索結果をリスト表示 ― 25件表示の限界、25行づ表示する
    • 検索支援機能を作る
    • ポータルを利用した検索結果の表示
  • 出庫画面
    • 関連フィールドを使用した値一覧(動的値一覧)は使えない! ― 検索支援機能を流用し、商品の入力支援機能を作る
    • IWPではカスタムダイアログは使えない ― どうする?
  • IWP環境下での印刷
    • ブラウザの印刷機能を請求書を印刷する ― 一筋縄ではいかない印刷
    • FileMaker Robot による印刷/出力一考
  • IWP vs WebDirect
    • FileMaker 13 で導入されたWebDirect とは?
    • ブラウザ高互換性と軽快性のIWP、FileMaker再現性のWebDirect
    • どちらを採用するか

 

注:講習内容は予告なく変更されることがあります。予めご了承ください。

【到達目標と作成する画面】

 本講を通じて、以下のサイトでご紹介する『FMEasy在庫 IWP/WD R1.5』のインスタントWeb機能(IWP)を自作できるようになることを目指します。

 

『FMEasy在庫 IWP/WD R1.5』の紹介動画

インスタントWebでここまでできる ― 『FMEasy在庫 IWP/WD R1.5』のデモサイト

 

 以下は本講習で作成する主要な画面の概要説明です。 尚、下図は実際に作成する画面とは異なる部分があります。ご了承ください。

Web出庫画面(クリックで拡大表示)
Web出庫画面(クリックで拡大表示)

 本講でサンプル(お手本)として使用する『FMEasy在庫 IWP/WD R1.5』ではFileMakerアプリ用とIWP用にいくつかの画面(レイアウト)を別々に作成しています。保守性、開発効率の面では、出庫という1つの機能は1つの画面に集約するべきですが、FileMakerとWeb、この2つのプラットフォームに最適化されたアプリを作成するには、別々に画面を作成した方が良いことも多々あります。 逆に、リストレイアウトや単票(帳票)レイアウトについては、デスクトップとWebでレイアウトを共用し、保守性や開発効率を高めることも可能です。

 本講ではFileMakerアプリとWebアプリとの違いや、両アプリ間でのスクリプトの共用についても焦点を当てます。

Web商品検索・入力支援画面(クリックで拡大表示)
Web商品検索・入力支援画面(クリックで拡大表示)

商品の検索・入力を迅速に行うための画面。

関連フィールドを使用した値一覧(動的値一覧)はマスタデータの件数が多くなると機能しません。そこで、商品検索の画面を用意することにより、出庫・入庫の画面で商品を迅速に登録できるようになります。この画面は様々な伝票で商品を選択登録する時のみならず、商品画面での検索支援にも利用できます。さらに、ここで使用されているスクリプトは、得意先や仕入先の検索・入力にも応用できます。

 

【講師より】

「FileMaker はクライアントライセンスが高すぎる」、「開発工数を抑えつつWeb公開したい」とお考えのIT担当者の方は、一度はインスタントWebの利用を考えられたのではないでしょうか。 しかしFileMakerアプリとIWPアプリでは実行できることに差があるため、その導入になかなか踏み切れない状況があるように思います。 そのような方にはIWPの制約、導入条件、導入事例などをこちらのブログ記事でご覧頂ければと思います。 そしてもし「IWP導入の余地があるかな?」と思われたら、本講の受講を検討されてみてください。

 

本講では「FMEasy在庫 R1.0」の機能の中の「商品検索」、「出庫伝票入力」に焦点を当て、これらをインスタントWebによりブラウザから利用できるように、開発・カスタマイズを行います。これら2つの機能に焦点を当てるのは、これらがインスタントWeb(IWP)開発の難所となる要素を多く含んでいるためです。これらの2つをモジュールをマスタすれば、その応用範囲は広大です。

 

また本講では FileMaker 13 から導入されれた WebDirect についても触れます。IWPとWebDirectの長所と短所についてご説明するとともに、時間が許せば、実際のIWPとWebDirectを体感頂きたいと思います。

 

#実は本講受講者に無償提供される『FMEasy在庫 IWP/WD R1.5』の「WD」は「WebDirect」で意で、本製品はWebDirectにも対応しています。

 

(土屋)