AWSとテレワーク

 土屋企画では、既存の FileMaker システムの Amazon Web Services(AWS) への移行・構築を行うとともに、コラボレーションツールを利用したテレワーク(在宅勤務)の導入支援も行います。

AWS導入サービスについて

 

 当社ではお客様の業務要件に応じて詳細なAWSクラウドコンピューティング構成を提案し、AWS設定とデータベース展開等の実施いたします。

  • FileMaker の同時アクセス数、使用時間の聞き取りを行い、適切なプランを提示し見積
  • 仮想サーバ環境の構成/運用プランの策定
  • VPC(Virtual Private Cloud)の構築・設定
  • Amazon Connect による コールセンター/CTI システムの構築
  • EC2セキュリティ(IP制御、ファイアウォール等)策定・設定
  • E3(AWS ストレージ)の設定
  • VPN 運用プランの策定・設定
  • Amazon Workspaces 運用プランの策定・設定
  • FileMaker Server のインストールと各種設定
  • Teams等を使用したテレワークインフラのプラン策定・構築
  • その他

 

構築事例目次

事例1:EC2/S3 を使用した FileMaker インフラの構築
事例2:WorkSpaces による高速化とセキュリティ強化によるテレワーク対応
事例3:Amazon Connect によるテレワーク対応コンタクトセンタ
事例4:FileMaker WebDirect 19 と Amazon Connect による CTI

事例1:EC2/S3 を使用した FileMaker インフラの構築

 右図は、 FileMaker Server を AWS EC2 上にインストールし、社内LANの PC にインストールした FileMaker Pro から同サーバ上のデータベースにアクセスする最も単純な構成例です。


 社内LANと FileMakerServer 間の情報は SSL により暗号化され保護されます。

 

 世代バックアップは EBS に比し低価格で利用できるに S3 を使用します。 

 当社では、FileMaker Server のインストール、データベースのデプロイ、SSL設定、FMSによるバックアップ設定、S3への自動バックアップ設定等、トータルな環境設定を実施致します。

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事例2: WorkSpaces による高速化とセキュリティ強化によるテレワーク対応

クラウド化してテレワークに利用したいが、情報漏洩が心配!
EC2サーバが遅い!

 

このような場合は、Workspaces の利用をご検討ください。

 上図は WorkSpaces により実行速度の向上や、安全なテレワーク環境を目指すAWSインフラ構築モデルです。Workspaces は FileMaker に限定されず、社内PCのデスクトップ環境を Workspaces 上に移行します。

 

 Workspaces により、以下のメリットが得られます。

 

  1. 安全なテレワークインフラの構築
     社員が自宅で使用するPCは企業・組織の管理が及ばず、ウイルス等に感染している可能性もあり、EC2のサーバに直接アクセスさせたくないことがあります。Workspaces を介してEC2にアクセスすることにより、リスクを低減させることができます。Workspaces はファイルをローカルPC(社員宅のPC等)へのコピーを許容しないため、情報漏洩のリスクを低減させます。また、システム管理者は以下のようなセキュリティ設定を行うことができます。
    • Workspaces からのインターネットへの接続を無効化
    • セキュリティグループによるファイアウォールの設定
    • 証明書によるアクセス制御
    • 一般ユーザによるアプリケーションのインストールを禁止
    • 接続可能なクライアントのIPを指定
    • グループポリシーによるより詳細な制御
  2. 高速化
     ロカールPC上の FileMakerクライアントからEC2上の FileMaker Server に接続するより、ソート、画面描画やスクロール、バッチ等の処理は2.5倍から8.5倍改善されます(当社テストによる)。詳しくは下記の動画を参照してください。

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 当社では、FileMaker Server のインストール、データベースのデプロイ、SSL設定、FMSによるバックアップ設定、WorkSpaces の構築、S3への自動バックアップ設定等、トータルな環境設定を実施致します。

事例3:Amazon Connect によるテレワーク対応コンタクトセンタ

 テレワークの導入に際しては、テレワーカー(在宅勤務者)にも対応したコンタクトセンターの構築が重要となります。AWS の Amazon Connect を使用すれば、かかってきた電話をそのまま在宅勤務者や社外の担当者に繋ぐことができます。

 図にCCPとあるのが Amazon が提供する PC の Chrome / FireFox 上で動作するソフトフォンです。 Amazon Connect ではこの CCP の利用が基本です。

 

CCP 上で顧客からの通話を受信したオペレータは、必要に応じて、社内の他のオペレータや、在宅または外出中のスタッフに電話を転送することができます。

 

また、コンタクトフローはブラウザ上で変更・設定ができます。

 

尚、Amazon Connect と FileMaker WebDirect による CIT については、以下の事例4を参照願います。

 

 Amazon Connect はAWS上で構築するPBX/コールセンターシステムです。レガシーPBXを使用したコールセンターシステムに比べ、初期費用に抑えてシステムを構築することできます。
 図のようにオフィス内でのスタッフ同様にテレワーカー(在宅勤務者)もシステムを利用することができます。


 以下の動画では、  CTI(Computer Telephony Integration) の主要機能の1つである「着信時顧客情報ポップアップ」を紹介しています。
 Amazon Connect と FileMaker WebDirect 19 を連携させることにより、顧客から着信があった際に、WebDirect (図の WD)は電話番号によりデータベースを検索して、その顧客の情報を表示します。
 通話は Amazon が提供する ソフトフォン(図のCCP)により行います。